~NEW~ 12.31最終更新
【2024年終了】
~NEW~ 05.30最終更新
【2つの違い】
関東リーグ
第1節
Vs横浜FC鶴見
0-2
vs横河武蔵野FC
3-9
35期性の関東リーグが始まりました。
今年も関東2部リーグ、県3部リーグを2チーム出しとしてそれぞれ挑みます。
前者は10チーム総当たりHOME&AWAY全18試合を5月中旬から12月にかけて、
後者は8チーム総当たりを1stステージ2ndステージ合わせて14試合を6月から翌年3月まで戦いが続きます。
県リーグは6月からスタートしていきますが、どの環境でも目の前のゲームに対してベストを尽くすこと、勝負にこだわり、どの試合でも勝利を目指して戦うことと合わせて、取り組んでいる成果を成熟し、課題を克服していくこと。
関東や県は関係なく、試合を通して成長していくというスタンスは変わらないと。
選手たちには常々伝え続けていますが、
トップのメンバーに入る入らないで一喜一憂せず、置かれている環境の中でどう成長していくかに矢印を向けようと。
メンバー選考にモチベーションが左右されると言うことは、どこかで他評価を気にしていて、まだまだ自分と向き合える環境を生み出せていないということ。
小学生時代各チームで中心選手だった彼らにとって、メンバー外を初めて経験する選手が多いと思いますが、ここに一つ大きく成長するチャンスがあるということは日々伝え続けています。
なかなか受け入れ難く、時間を要する選手もいますが、自分自身悩み、苦悩し、悪戦苦闘し、試行錯誤して見つけた先に、成長を強く感じることができるので、個人的にはすぐに答えを見つけ出すよりも、不器用にもがき続ける彼らに期待せずにはいられません。
悩んで出した答えなら
15点だとしても正しい
by Mr.Children
# CENTER OF UNIVERSE
さて関東リーグを2試合を戦い、彼らにとって思い描いた結果とは大きく違ったものになりましたが、
これから始まる熱い夏に向けて、刺激あるゲームを体感できました。
妖精たちが夏を刺激するくらい、関東のハイレベルな相手に、選手たちは出すとこ出してたわわになってます笑
そんな2試合を経て、個人的に『2つの違い』を感じました。
振り返れば昨年も同じように開幕戦でアントラーズつくばさん相手に0-10の大敗を喫し、自分たちの力不足を痛感したところからのスタート。
先日行われた横河武蔵野FCさん相手にも似たようなスコアではありましたが、これは同様ではなく、むしろそこには結果には見えづらい手応えと彼らのチャレンジングした姿を見ることができました。
負け惜しみに捉われるかわかりませんが、昨年の開幕に歴然とした差を感じたものとは違い、彼らのストロングスタイルとそれらを挑みつづけるあくなき探究心は心惹かれるものであったと同時に、個々の強みは良い意味での想定外として、十分通用するものと心強く感じております。
間違いなく続けることで良くなっていくだろうと。
いや、良くしていかなければいけないと。
1つ目に感じたものは、継続することの重要性と『昨年との違い』。
そしてもう1つこの2試合を通して特に強く感じたこと。
『トレーニングマッチと公式戦の違い』。
開幕前に数多くのトレーニングマッチをこなし、結果と内容は例年以上に充実したもので、
強豪相手にもアグレッシブでスタイリッシュなゲームを披露し、まさに自信と自負を持って開幕を迎えたわけですが。
選手たちには『いつも通り』を主張し、公式戦の良い緊張感は持たせつつも、特別感をできるだけ出さないようにアプローチしてきましたが、初めてづくしのこの環境に『いつも通り』になれないメンタリティーになってしまったのか、そうさせてしまったのか。
緊張、重圧、プレッシャー、意気込み、気負い、高揚…。
僕も選手時代何度も経験しましたが、特に開幕戦はHOMEだからこその難しさも感じ、また不測のイレギュラーも生じ、公式戦とトレーニングマッチの違いを多いに感じたことでしょう。
反町と竹野内くらい違いましたね。
いや宇多田ヒカルと倉木麻衣くらい。
レッドウィング(黒レザー)とティンバーランドくらい。
リーバイス(E)とエドウィン(ジーンズメイト)くらい。
冗談はさておき、
『いつも通り』にならなかった要因は多数ありましたが、これも伸び代だらけの彼らにとっては最高の栄養剤で、これから何度もある大きな舞台でこの経験が間違いなく生きてくると。
現在クラブユースの関東大会を控えるU15選手たちを見て強く感じております。
ここから彼らがどう飛躍していくか。
当たり前のことですが今まで以上にトレーニングから目の色変えて、空気を変え、熱量を込めて必死に取り組んでいかないといけない。
これまでもやってましたが、まだまだ足りないということ、もっとできるということ、ハイレベルの中で個を発揮しそれを勝利に結びつけること、たくましくタフに戦えるメンタリティーを養うこと。
何も通用しなかった昨年の選手たちはここからの成長度がすさまじかった。
彼らはどうか。
やってくれることでしょう。
これからやって来るアツい時期。
カラダが夏になる
過激で最高
T.M.Revolutionばりに短パンあげて、無駄に風を浴び、夏を制していっちゃいましょう。
対戦いただきましたクラブ関係者の皆様、ありがとうございます。
保護者の皆様、応援ありがとうございます。
石川 貢
~NEW~ 04.12最終更新
【35期生の旅の始まり】
新U13の活動がスタートしました。
2月から準備トレーニングを少しずつ開始し、春休み期間には多くのトレーニングマッチをこなし、4月から正式なシーガルズの一員として本格的にスタート。
中学生生活で様々な変化はサッカーだけでなく、学校生活や友人関係など多岐に渡りますが、
『ボクは岬太郎』
的に環境の変化にも適応し、いきなり修哲との対抗戦に出場しちゃうくらいのメンタリティーの持ち主入るかなと探索していましたが、出し過ぎなくらいのキャラクターアピールをズシズシと日々感じております。
まだまだ遠慮してる選手もいますが・・・
グランド内のそれよりも、意外な局面でそんな一面が見られるもので、そう意味では大楠山ハイキングのチームビルディング活動は、選手たちのコミニケーションを育むだけでなく、大きな意味のあるものになりました。
大縄であそこまで盛り上がれるとはなかなかやるな笑
キックオフミーティングでは、オフザピッチとオンザピッチに分け、チームとしてのルールとマナーの確認から始まり、クラブコンセプト、シーガルズモデル、各テーマ、用語、攻守における原理原則、U15でどんな選手になっているか。
などなどプレー映像を観ながら、ピッチ内外の中で選手間、または選手とスタッフの間でズレが起きないように共有内容を確認しました。
チームとしてルールがあるから、守らないと怒られるからやるのではなく、本質は何なのか。
自分自身が成長していくため、チームとして成果を上げるため、そして同じ目標を目指す上で最高の仲間と団結することが大切であり、そのためにルールとマナーをみんなで理解しなければならないと。
またピッチ内でも、原理原則を守ること、シーガルズモデルや用語を覚えることが目的ではなく、立ち返る場所、根本的な思考とベースを合わせ、その上で選手自身が判断、決断していこうと。
言われてることは理解はするけど、必ずやらなければいけない訳ではなく、コーチが言ってることは話半分で良いと。
後の半分は自分自分でまたは自分たちで判断しようと。
トルシエジャパンとジーコジャパンの間くらいだよと。
ロベルトノートの52ページだよと。
2011年生まれの彼らはポカーンとしてましたが笑
サッカーは自分で判断するスポーツ。
たがら楽しいし、仲間と喜びを分かち合える。
人に言われて成果を上げたところで嬉しさややりがいは半減するものであって。
言われたことしかやらない選手は上では活躍できないし、いい意味で我々の求めること以上のことを存分に発揮してほしい。
そこには失敗もつきものだし、うまくいかないことの方が明らかに多い。
渋谷に行く為に、湘南新宿ラインでも東横線でも山手線でも良いですよと。
堀之内から浦賀行きに乗ろうとした時は『ちょっと待てい』と笑
多少遠回りしても、遠回りすることで見える景色もある。
危険を回避して、全てナビゲーションすることや、失敗を恐れて消極的になってしまうような雰囲気や空気だけは作らないように、主体的に積極的にチャレンジできる環境を作り出したいと思っています。
ただしそこには責任が生まれるので、取られたら取り返す、ハードワークして激しく闘うことはどこのチームよりも誰よりも求めてやろうと。
当たり前のことだからこそ当たり前以上に。
そんな話をしました。
そして彼らは我々が思ってる以上にメンバー争いへの意識が高い。
33名の中で、関東リーグのメンバーに選ばれるかどうか、メンバー分けをした時にどちらに選ばれるか。
大切なことですし、その『競争』意識から得られるものもたくさんありますし、上を目指すことは悪いこととは思いませんが。
ではメンバーに選ばれないとダメなのか。
スタメンになれないとダメなのか。
逆に関東リーグに出られたらOKなのか。
この年代での目標は個々が成長すること。
やれることを増やすこと。
関東リーグで勝つことだけが目的ならば県リーグには出る必要がない。
33名の中で2つのリーグに参加している意味。
勝つことで得られることはたくさんあるけど、全てを丸投げして勝利を求めることで失うこともたくさんあると思っています。
多くの公式戦をそれぞれが経験し、勝っても負けても課題を修正し、成果を成熟し、成長に変える。
負けた試合こそ見つかることもある。
メンバー落ちから足りないところが見えてくる。
もちろん勝負事なので、どんな試合でも練習試合でも勝つためにベストを尽くし、そのための準備をします。
負けて良いなんて1ミリも思わない。
彼らはまだまだ成長期。
U15、さらにはそこから先にどんな選手になってるか。
どんなフットボールでも順応し、対応し、己を表現できる力を。
U15になった時が勝負!
ではない。
『今を戦えないものに、次とか来年とかいう資格はない』
byロベルト・バッジョ
という事。
矛盾してるようですが
今勝てなくてもいい。とは全く思わない。
いや、明日Jクラブとやるなら明日勝ちに行くぞと。
勝つために全力を注ぐんだと。
次やった時に勝てればいいなんて言う者は次も勝てない。
今何ができるか。
結果は誰もわからない。
わかっているのはそれを全て成長に繋げていくということ。
そんな話をしました。
遠藤航が
伊東純也が
守田英正が
前田大然が
13歳の時どこまで有名だったか。
彼らは才能があったから有名になったのか。
当時有名だった選手は今どうなってるか。
ネガティブな時期を過ごした時になぜMr.Childrenが一番売れてたのか。
大金持ちになった小室哲哉がなぜお金がなくなったのか。
trfの時とTRFの時はどっちが好きか。
2011年生まれの彼らにはそんな話はしませんでしたが、とにかく35期生のシーガルズの活動が開始し、これからの彼らの躍動したフットボールを桃の天然水を飲みながらヒューヒューしたいと思います。
1年間よろしくお願いします。
石川貢