卒団生インタビュー　●木澤 彩葉さん●

先輩たちもとても優しかったし、監督のケロさん（桑原由恵：横須賀シーガルズ女子代表）の教え子になれたことが一番よかったことですね。

S　在籍中の大きな転機として高校進学のタイミングがありました。この時にシーガルズでやることを選んだのはなぜ？ 

K　元々高校サッカーに憧れていましたが、もっとみんなと一緒にやりたかったし、ケロさんにもっと教わりたいと思いました。卒団までにシーガルズの選手として何か残したいという気持ちもありましたね。結果としてシーガルズで6年間プレーすることを選んで良かったです！やっぱりみんなと離れることが寂しかったんです。

S　6年間で1番印象に残っていることは？

K　中2のU-15選手権ですね。（全国大会に出場）初めての大舞台で緊張感のある会場の雰囲気や、9番という番号を背負ってプレーすることにプレッシャーを感じていました。今でも忘れられないです。大会は悔しい結果で終わりましたが、私自身の中では確かに大きく成長するきっかけとなった大会でした。

S　では1番苦労したことは？ 

K　 みんなと意見が合わないことやコミュニケーションでモヤモヤしたこともありますし、迷惑をかけてしまったこと、怪我をしたことなど本当にいろんなことがありました。サッカーを辞めたいと思ったこともありました。でも苦労したというよりはそれも含めていい思い出です。強いて大変だったことといえばケロさんのサーキットTR。通称ケロッピワールドですかね・・・（笑）

S　シーガルズから次の世界に飛び込みますが、そこで日本体育大学を選んだ理由は？ 

K　私はなでしこリーグでプレーをするという夢があり、そして将来体育教師になりたいとも考えています。それらがどちらも体現できる環境が日本体育大学でした。あとは選抜に選ばれていた選手や高校サッカーで注目されていた選手もいますし、そういう選手たちがいる環境の中でまだ知らない世界を知りたいとも思いました。自分の力が届くかどうかわからないですが、あえてレベルの高い大学を選択しました。

S　 進学する学部は？

K　体育学部体育学科です。私の同期の女子サッカー部生はかなりの人数が同じ学部、学科です。私は体育が好きなので、入学後の体育だらけの授業がとっても楽しみです！

S　すでに大学の練習に参加し始めていますが、実際にやってみてどうですか？ 

K　思っていた100倍レベルが高かったです。でも勝てないと思うことはありません。今は怪我をして練習に合流できていませんが、怪我をしたことをきっかけに体を強化して自分のストロングポイントを最大限に活かせるように体づくりをしています。絶対にビビらない、絶対に折れない、絶対に前しか向かない。自分に言い聞かせて頑張っています。

S　ちょうど話に出てきましたが、自分のアピールポイントは？ 

K　誰がなんと言おうと裏抜けのスピードです。これだけは負けたくないし、負けません！大学でも通用する最強の武器だと思っています。あとは体の強さ、大きさもですかね。とは言ってもまだ大学生相手だと当たり負けすることもありますし、ヘディングは・・・（汗）なので4年間でさらに強化して、怖い選手になります！

S　ではその4年間での抱負を！

K　一番大きな目標は、なでしこリーグのメンバーに入ってニッパツ（ニッパツ横浜FCシーガルズ）から点を取ることです！！胡心（※）には負けたくないので・・・（笑）　

※なでしこリーグ ニッパツ横浜FCシーガルズ所属の室井胡心選手、木澤選手にとっては横須賀シーガルズで一学年上、一緒に2トップも組んでいた先輩

そしてそれと同じくらい大きいな目標として、大学得点女王になることです。これはケロさんと約束したことなので絶対にやり抜きたいです。